今日の低学年のてつがくは、
『自分のこと、自分で決めてる?』
この問いかけに、
「学校では決めてる。プロジェクトとか」
「家では決められてることもあるけど、いつやるか、は、自分で決めれる」
「ママは『自分で決めていいよ』って言ってる」
「学校では、ことばかずがあるのは決められてるけど、それはぼくもやりたいと思ってるから」
「習いごととかは決められてる!ほんとは休みたいねん…」
など、こどもたちはそれぞれに話してくれました。
そこで、
「でもさ、無理とか言う権利ないやん。自分の人生なんやから」
と、3年生。
すると、別の3年生が、
「でもそれで失敗しても自分の責任やろ?」
と。
「そう」と、さっきの3年生。
そのやりとりを聞いている他の人たち。
…なるほど、そんな風に捉えてるんやなあ〜と思いました。
自分で決めるって、自由って、なんなのでしょうね。
大人の方が考えさせられるなあ…
こどもの森では、自分で決めることを大切にしています。
それは、自分軸で生きることにつながるから。
自分で決める、やってみる、失敗からまた振り返る。
その繰り返しのそばに、見守ったりサポートしたりする大人がいる。
そんなこどもの森の生活の中で、自分で決めるとはどういうことかを感じ取っていたのかなと思います。
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自分で決めるという習慣は、自己信頼や自己肯定感を育みます。
大人の(成功してきた)経験や価値観を一旦手放し、「あ〜、明らかに失敗するなあ」と思っても、ぐっとこらえて安心して失敗させてあげる。そこからどうしたらよかったかを一緒に考えてくれる人がいる、そんな環境があればこどもは幸せだなあと思います。
自分で決めたことを周りに尊重される体験を積み重ねて、【自分で決めていいんだ】【自分は信頼されている】と、こどもは実感していくのでしょう。
(M.F)